『グレンデル』第2巻
敵の増援によりカメリアは戦闘中に気絶してしまう。
草木に隠れていたグレンデルは見つかってしまい、敵が段々と近づいてくる。
異常な汗と動悸が痛みに変わり、グレンデルの姿は崩れていった。
「グレンデル」第2巻です。
まーーーた表紙がかっこいいんだわ色合いが綺麗だわ最高ですˆ ˆ
直接的な原因はわからないけど、
グレンデルは本来の竜の姿に変化してしまいます。
それはとても巨大で、蛇のような長くて太い尻尾のような体が渦巻いていて、苺1つで喜んでいた可愛い姿からはとても想像出来ない恐ろしい姿。
ここで私がすごいなぁーと思ったところが、
恐ろしい姿の絵が本当に怖っ...と思ってしまう絵だということ。
ホラーとかそういう絵じゃなくて、素直にゾッとする恐ろしい絵なんですよね。
曲線の感じがなんとも...あーだこーだ
文章で伝えるの難しい。汗
この恐ろしい絵は ぜひ実際に見て欲しいですˆ ˆ
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途中魔法使いの仲間も増え、3人で旅を続けた。
物資調達の為ある場所に寄るが、そこには"竜を食べた人間"がいた。
竜の肉を食べた人間は、大きな力と永遠の命が手に入ると言われている。
竜を食べたオルラヤという小柄な女性は500年も生きていた。
2巻は登場人物が増えていく印象です。
オルラヤは昔、親友と呼べるくらい仲良しな竜がいました。
ある日敵国に侵略され、襲われたところを竜がかばい"自分の分まで生きて欲しい"と竜が自分の肉をちぎり死にそうなオルラヤに与え、オルラヤはその後500年生きることになった...と。
食べたと言うより、食べさせれた、ですね。
オルラヤが目が覚めたら竜は死んでしまっていて、自分1人だけ生き残ったオルラヤ。
この場面が過去シーンのようにあるんだけど、まーーー悲しい。すっっっごく悲しい。
でも、人対人じゃなくて、人対人以外生き物でも自分を犠牲にしても友達を救いたいって想う友情が、すごくいいなぁーと思いました。
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物資調達を終え、カメリア達は旅人用宿屋によって食事をする。
食べ終えた頃、新たな敵に襲われた。
グレンデルとカメリアは外へ逃げるが追いつかれてしまう。
敵は生身の人間を操ることができ、カメリアはいつも以上に苦しい表情を見せながら戦うが、深手を負ってしまった。
必死にグレンデルを捕まえ一時的に逃れることはできたが血が止まらない。
返事をしなくなったカメリアを見てグレンデルはある考えがちらつく。
この場面、カメリアは10人くらいの操られてる人達に串刺しにされてしまうんだけど私的には結構グロい!
みるからに致命傷なカメリアをみてグレンデルはこのままじゃ死んでしまうと思います。
自分の血を分けたらたぶんカメリアは助かる、だけど血を分けてしまうとどうなるかわからない、オルラヤみたいに500年も生きて段々体が蝕まれていくかもしれない、竜の血の力に耐えられず死んでしまうかもしれない。
私ならどうするかな、と
とても難しい選択肢だと思った。
今回はここまで🐲