『グレンデル』第3巻
グレンデル 第3巻
最終巻です!
大量出血で意識が戻らないカメリアに
グレンデルは悩んだ末 自分の血を飲ませた。
その後意識を取り戻しあっという間に敵を倒せたが、カメリアの目から涙は流れていなかった。
「ははっ 痛くないや」と小さく笑い、人を斬る感触が恐ろしくて痛かった心も何も感じない、とスッキリした顔のカメリア。
行こう!とグレンデルに手を差し出した。
そんな姿を見たグレンデルはなんとも言えないような様子で、カメリアの手を取った。
ついに、、!!
竜の血を飲んでしまったんですカメリアは、、!
でも飲ませないと敵に見つかるのも時間の問題で、飲ませなきゃ2人とも助からなかった場面なのは確かだったけど、うわぁ〜と思いながら読んでました。
竜の血を飲んでカメリアは斬るたびに辛い思いをしなくて済んだけど、簡単に人も動物も殺すようになった。
辛くても痛くても人の痛みを想像出来る人間でいる方がいいのか、気持ちは楽になるけど人の痛みを感じなくなったほうがいいのか、、
どっちがいいのか
難しいところだと思った。
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グレンデルを1巻から読んできて
作者のオイカワマコさんの絵ですごく上手いと思ったのが水滴(液体)の絵でした。
血や泥の書き方がすごく印象でした。
特にすごいと思ったのが"涙"。
なんていうか溢れでてくる感じや
涙を堪えてる時の感じとか
その人の感情によって少し違う描き方な感じがしてとても惹かれました。
液体の曲線や反射してる感じがすごく良い!
これもまた漫画を見てくださいとしか言いようがないんだけど、ここに書いておきたいことの1個だったのでここにかきます。
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3巻後半はラスボスが登場。
それはカメリアが住み、グレンデルが生まれてからずっと過していた国の第2王女だった。
王女はゴーレムを作り出せる魔女でもあった。
カメリアがグレンデルを護衛することになったのも、王女か全て仕組んだことだった。
王女側の計画変更で、グレンデルを回収しにカメリア達の前に突然現れ、行かせまいと戦闘が始まる。
ゴーレムの攻撃と今までのこと全て仕組まれたことを知ったカメリアは戦意喪失してしまった。
そこで動き出すグレンデル。
グレンデルはカメリアを護るため自分から竜の姿に変わる。
初めて会った時にはカメリアを自分を護ってくれる存在としか見ていなかったグレンデル。
だけど旅をしていくにつれ、カメリアを攻撃する王女を見て、1人で戦い傷ついているカメリアを護り、「戦うのも傷つくのも一緒、生き残るキツさもも一緒に」と言ったグレンデルの気持ちの変化、成長がすごく良かった。
カメリアを護るために自ら変えた竜の姿も、今までの歪で恐ろしい姿ではなく、大きいけど神聖な生き物の感じがしてすごく綺麗だった。
ラストは王女を後退させるまでいき、無事切り抜けた2人。
たぶん打ち切りなんだろうけど、これからまた旅を続ける場面で終わりました。
続きをみたい!グレンデル2とか出たらいいな。
ということで「グレンデル」はこれにて終了!
呼んでくれてありがとうございました!
次回は転生もので、気に入った1作があるので、その紹介をしたいと思います!😊