「悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました」第1巻

 

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今回は今までとは少し系統が違う漫画です。


すっかり増えた転生系漫画。


いくつか読んだ中でこれが一番面白いと思いました😊

 

 


物語は公爵令嬢アイリーンが

皇太子セドリックから婚約破棄をされるところから始まる。


主人公のアイリーンは婚約破棄を告げられたショックで、前世でハマっていた乙女ゲームの世界に転生してたことを思い出す。


アイリーンは乙女ゲームの悪役令嬢に転生し、ちょうどゲームのイベントの中心(自分が追い出される場面)に居ることに気づく。


皇太子セドリックの腕に絡みついてるリリアという女性。リリアこそ庶民から男爵令嬢へと転身したゲームの主人公である。


周りの人間は全て根回し済み

味方は一人もいない不利な状況で

アイリーンは笑顔で堂々とその場を去った。

 


さすが転生系!1話目は定番のスタートです。

婚約破棄で始まるパターンほんとに多いなぁー

でも何故か飽きない。笑


始まりこそよくあるパターンだけど、

セドリックの元を去ったアイリーンは早速切り替えます。


なぜかというと

婚約破棄イベントのあとのシナリオを断片的でも見てしまったからです。


ゲームのシナリオでは

婚約破棄の後アイリーンは退学させられ、

公爵家から勘当され自滅の道をいく。

どうやっても最後はバットエンドになってしまう。

 


絶対バットエンド回避してやる...!

とアイリーンが向かったのは先は

乙女ゲームのラスボス、魔王が住む城だった。

 

 

 

 

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ランプを片手に

魔王が住む城に向かい、森の中を歩くアイリーン。


「カエレニンゲン」

「コイツ婚約者ニステラレタ娘カ」と

言葉を喋るカラスに言われながらも進み、城の大きな門の前に立つ。


ツバを飲んだアイリーンは門を押すが

重すぎて開かない。

「手伝おう」と後ろから声がした瞬間

門が一瞬で破壊された。

 


門を破壊したのは、アイリーンが会おうとしていた人物 魔王クロードでした。

手伝おうって言って自分の城の門を唐突に破壊する変な人。笑


そしてアイリーンがクロードに言います。

「わたくしと結婚していただきたいの!」


結婚していただきたいの...?

漫画なのですんごく驚くわけじゃないけど

なぜ結婚なのか?


ゲームではだいたいのルートで

クロードが竜に覚醒しラスボスになり

国が大変!って時にアイリーンはどさくさに紛れて誰にも気づかれない雑な死に方をしてしまう。


その死を回避するために

クロードに愛され覚醒を防ぐしかない

→結婚しましょう!に至った訳だけど

口説きに来ましたってことなので

まーなんて大胆な。


この場面がアイリーンというキャラを

少し好きになった場面でした。

 

 

 

 

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それから毎日アイリーンは魔王の城に通った。

魔王や魔王の従者とも会話を交わしていくようになる。

ある時、森の外(結界の外)に出たフェンリルの子供が帰ってこない知らせを受けた。


この世界では魔物と人間の不戦条約が交わされているが、結界の外でも場所により魔物が迷い込んだら危ない地区もあった。


アイリーンが通っていた学園の方向に迷い込んだかもしれない話が出ると、アイリーンは学園内の捜索を申し出た。


学園内に入ったアイリーンは

魔物用の罠に捕まって負傷しているフェンリルの子供と殴って弱らせようとしている男子生徒3人を見つける。


フェンリルの子供に噛まれながらも

クロードの匂いがついたもので落ち着かせ

あとから現れたフェンリル親に帰した。

 

 

私は、人と魔物が争うきっかけにならないよう

魔物を使ってリリアを襲わせようとしたと疑いを掛けられても、自分が被害者なら大事にならないだろうと四面楚歌の中でもフェルリル子供を助けたこの場面が好き。


迷子になっただけで危険な目に合うのは...と

まあクロードに恩を売る形になるんだけど

それを「わたくしはまずあなたの願いを叶えたいんです」と言うアイリーン。

正直に言う姿勢がすごく良かった。


転生者だけどゲームの進行をたまに断片的に思い出すだけで、よくあるチート能力も無い。

アイリーンがした行動はヒーローみたいでかっこよかった。

お気に入りの場面です。

 

 

 

今回はここまで🕊️