『カコとニセ探偵』第3巻
3巻!!
事件の捜査を開始したサトルは
手がかりを追って事件現場近くの監視カメラによって、犯人を特定することが出来た。
が、その矢先
特定した犯人が死亡した知らせが入る。
犯人の元からノートは消えていた。
ノートは殺人予告の様なもので、
実際に実行してるのは怨霊だった。
ノートは別の依代に移っただけで
また殺人が起こると予想したサトル。
予想通り、刑務所内の囚人や生中継されていた立てこもり事件の犯人がいきなり原因不明で死亡する事件が起きた。
そこで犯人をおびき寄せることにしたサトル達は、人里離れた別荘で殺人の実行犯である怨霊をおびき寄せることに成功。
だが怨霊はとても強大で、
カコにも浄化できないくらいで
倒すには依代であるサトルの生命力を消費しなければならなかった。
それでも 何人何十人も殺してきた怨霊を絶対に野に離してはいけない、とサトルはカコに浄化を続けてくれと頼むのだった。
結局 怨霊を倒しきれず、まるで干からびたような容姿になったサトルは病院に運ばれ、
弱体化した怨霊を拘束することも出来なかった。
サトルの生命力を使っても倒しきれなかった怨霊、いつもはカコがあっさり浄化するから結構簡単なのかな?と思ってたけど違うようで。
私は主人公はいつも勝つ!とは思ってないし
時には負けてからの努力してリベンジ系の展開も好きなので、それも面白そうだな〜と思った、が それよりサトル死んでないか おろおろ。
ほんとに干からびてるんです顔も全てが。
もう死んでません?と思ってしまうような絵にびっくり。
また怨霊もおなじように干からびたような絵で弱体化していて 捕獲作戦の3日後、また新たな宿主を見つけて同じことを繰り返そうとしようとする。
その時カコが現れ「また会ったな」と一言。
そこには刑事と庫裡林、そして車椅子に乗ったサトルが勢揃いで待ち構えていたのでした。
そして無事に怨霊を浄化することが出来たのです。
怨霊を逃がしてしまって
サトルが病院送りになった時はどうなるのかな、と思ったけど、サトルの方が回復が早く見事!形勢逆転のような展開でした!!
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ある豪華客船が沈没事故を起こした。
船が沈んでいく客船の中で外国の国会議員が殺されるという事件が発生。
庫裡林から操作に協力して欲しいと依頼されサトルは受けることに。
豪華客船から助かった身元不明の男性が、入院していたので病院へ向かうサトル達。
だかその男性は脳死と診断されており、話を聞くことは出来なかった。
その時カコが「私がこいつに取り憑いて見てきてやるよ。こいつの記憶をな!」と言う。
カコは、ちょっとそこのコンビニへ行くようなノリでその男性に取り憑いた。
そして何故かサトルも
記憶の中の、豪華客船の中へ入ってしまった。
さあさあ新しいお話です。
今回のお話は沈んでいく豪華客船の記憶に
サトルとカコが入っていって、事件の手がかりを探すというお話。
だけど全巻の中で1番難しいお話だった...。
(私の頭では)。
でも、見逃してるところはないか何回も記憶に入り探すサトルや、なぜかいきなりでてきたゾンビなどなど。
とてもリアルで今までよりも捜査途中が細かく楽しめました。
あとはこれといって目立って
これがめっちゃよい!ってのは無かったかな。
過程をフムフムと読むでいくのを楽しむ感じ。
あでもゾンビはビックリした笑。
サトルくんゾンビに食べられるし笑。
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豪華客船から助かった身元不明男性の記憶に入り込み、事故時の客船内を調べることになったサトル達。
客船内ではゾンビが襲ってきたり、
怨霊と少し違う全身真っ黒の霊とすれ違ったり...
途中で死にそうになるとカコに頼んで
もう一度やり直してもらうことができた。
サトル達が入る記憶の
身元不明の男性、実は彼は全盲でした。
全盲だから人間がいきなり現れる絵になっていたり、怨霊と少し違う全身黒の霊は見えなくとも禍々しい気配を感じていた絵になっていました。
はぁーそういうことでしたか なんて思いながら読んで。
ゾンビはサトルの幼少期に見たゾンビ映画と、記憶の男が感じた"得体の知れない恐怖"が混ざって、それがゾンビという形でサトル達を襲った。
ということです。
(文章で書くとむっずい)
あとは全盲の方ならでは、、なのか、
耳がいい人ってキーボードの打つ時の音→タイプ音がどのキーなのかわかって、
目が見えなくてもキーボードで打ち込んだ内容がほぼ理解出来る人がいるらしい。
で、行方不明の男性はそれが出来たと。すごい。
なんかこの漫画って
すごく勉強なることが多いですね。
知らないけど機会があれば調べたかもしれないことを教えてくれる場面が、そういえば多かったかも。と、思いました。
ちなみに私の話になりますが
"水掛け論"って言葉。
この言葉を初めて覚えたのは、学校の授業でもなく、テレビでも親からでもなく、中学生の時に読んだ漫画で覚えた言葉です。
"水掛け論"を漫画で覚えたってのは今でもよぉーーーく覚えています。
そういうところに漫画の魅力を感じます。
ということで、
キーのタイプ音がキッカケで、サトルは犯人を見つけることが出来たのでした。
今回はここまで👻