『訪問者は真夜中に・・・』

 

 

 

 

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篠原千絵さんの作品も大好きで、

漫画もいっぱい持ってます☺️✨

 


その中から読み切りの作品をひとつ。

サスペンスホラーです。

単行本はあるのですが、

"よみきり集"という漫画の中にも入っているので

より印象的だった作品を紹介します!🙋

 

 

 

タイトルは「訪問者は真夜中に・・・」

 

 

季節は真夏。

主人公は真沙美(まさみ)、高校生。

テニス部に入っていて1週間の合宿の帰りから始まります。

同じテニス部の由隆(よしたか)に涼んでいこうと喫茶店に誘われるが、母親が夕食を作ってるはず と断り自宅へ急ぎます。

 


家へ入る時、玄関先で2人組の男性とすれ違いますが、訪問営業だと立ち去り、真沙美は家へ入りました。

 


中に入っても、母親と弟がいるはずが誰もいません。

一室に脱ぎっぱなしの母親の着物と散らかった布団。夜になっても真沙美は1人で、眠りにつきました。

 


ここまでは何気なく読んでました。

が、真夜中 真沙美は違和感で目を覚まします。

家の中がガスで充満していたのです。


元栓を閉めようとするが体が動かない。

すると母親が帰ってきたようで、元栓は閉められ

真沙美はまた眠ってしまいました。

 

 

 

気づいたらガスが充満してるとか怖すぎ。

序盤で少し驚いたのは

由隆が真沙美を誘った時

「サテン」という言葉を使っていたこと。

茶店のことをサテンって言ったことないなーと思い調べたら1983年の作品でした‪\(ᯅ̈ )/‬

産まれてない(笑)

他にも服装も男性はみんなシャツインだったのかなー とか、真沙美が着てる服もワンポイントオシャレがあって可愛いな〜と思いました。

登場人物の服装を見るのも楽しみですね。

 

 

 

 

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朝になり真沙美が目覚めると

母と弟が普通に朝食を食べていました。

昨日何をしていたのか聞いても、「ごめんね」としか言わない母に疎外感を感じながらも、2人がいることにホッとする真沙美。

真沙美が感じた疎外感はその後も続く。

外に出ようとすると母が全力で止めるのです。

それでも振り切り 外に出ようとしたら

なぜか「弟を連れて行きなさい」と母は言いました。

 

 


その日の夜

ガリガリと音が聞こえてきて起きた真沙美は

下階へ降り何の音か確認しようとすると、

なんと裏口のチェーンロックがノコギリで削られてる音でした。

驚いた真沙美は急いで母の元へ行くが

母の姿は見つからず、弟までも見つからない。

 


一番怖かった場面は、

真沙美がどうしようと怯えていた時、

母の部屋の戸が開いた音がして

足音が真沙美の元へ近づいていきます。

真沙美のいる部屋は一部ガラス張りの扉で、

向こう側(廊下)に足が見える形。

だけど足音が止まった瞬間向こう側には何も見えず、そして扉が開いた時、そこには母が立っていたのです。

普通なら足音が聞こえてる段階で、向こう側に足が見えているはず。

 


恐怖!!!!( ;゚Д゚)

ホラー系の漫画はページを先読みできたり

怖いシーンはすぐにめくることができるので

ホラー映画、映像の怖さと比べてそんなに怖くないかなーと思っていたのですが、この場面は本当にゾッとしました。マジで怖い。

どうやったらこんなに怖く描けるのか、

発想がすごいなと思います。

 

 

 

 


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「訪問者は真夜中に・・・」

最後に記事になります。

今回この記事を書くために何回も読み返して

ますが、、、怖い。

 

 

この漫画で1番衝撃を受けた場面。

サスペンスということもあってネタバレみたいな形になりますが、ほんとに衝撃を受けたので最後はその場面をご紹介。

 


チェーンロックをノコギリで切ろうとして

中に入ってこようとする人が

家の中に入ってきて一悶着ありますが、

その人たちは気を失います。

 


序盤の方で、脱ぎっぱなしの母親の着物と散らかった布団があった一室(母親の部屋)が出てきましたが、その部屋で物音がします。

そこは畳の部屋で、ふすまに着物が立てかけてあった着物があり、その着物が落ちた音でした。

着物が立てかけてあった部分のふすまには

引っ掻いたような痕が残っていました。

 


真沙美は乱雑になっている布団か気になり

布団をどかします。

するとその下に土が付いていました。

真沙美は由隆(由隆も一緒にいます)に

土のついた畳をあげてみて と頼みます。

由隆が畳をあげると

 


そこには、半分土に埋もれた

母と弟の遺体がありました。

 

 

 

母と弟は真沙美が合宿からもどった日に

2人は既に殺されていました。

真沙美が数日、一緒に過ごしていた母と弟は

幽霊だったのでしょう。

真沙美が感じていた違和感はこの事だったのかもしれません。

 


死んでしまっても尚、狙われている真沙美を

守った母と弟に感動しました。

 


誰が犯人なのか、

その後のお話が気になる方は

是非漫画の方 読んでみてください^^*

他にもホラーがちらほら出てきて

ゾッとしますが、全体的に読んでいて心奪われる作品です。

 

 

 

ということで、

「姫100%」に続き、

今回は2作目「訪問者は真夜中に・・・」でした!

 

 

 

では!!!!